なぜ、財務省が、20年以上も緊縮財政を続けているか、
その心理的理由がやっとわかった。
会計係に成り下がってしまうからだった。
財務省は各省にお金を出すかどうか決める決定権をもっているから、
その決定権さえ手放さなければ、他の省の上位に立てるけど、
決定権を失うと、むしろ下になってしまうからというのが最大の理由だ。
ぼくは経済を学び始めて浅いが、ぼくでもわかるMMTを
なぜ財務省の人が理解できないのか、ずっと謎だったのがやっとわかった。
一握りの天才を除いて、ほとんどはたくさん勉強して東大法学部に入った人たちであり、
若い頃から自分の大切な心と時間、そのほとんど全てを捧げて勝ち取った地位だ。
たとえそれで国が滅びようとも、一生手放せるわけがない。
これは頭の問題ではなく、心の問題であり、後者の方が解決しにくい。
ちなみに、ぼくの高校時代のクラスメイトで、
有名大から東大の大学院に進んだ人がいて、
東大入学記念に、東大内を案内してもらって、
一緒に学食も食べたが、なかなか難しい人だった(笑)。
でも、問題なのは他人ではなく、自分自身に何ができるかだ。
だが、ぼくがわかったところで、現実は何も変わらないのもわかってしまった(笑)。
官僚は定年まで働き続ける。
それゆえ日本の世界最長のデフレは、世界新記録を更新し続けるだろう。
もう笑うしかない。